こんにちは!
今回は、東洋医学の知恵を活かした「夏野菜のレシピ」をご紹介します。暑さに負けない体づくりに、季節の恵みをいただきましょう。
♦︎ 東洋医学で見る「夏」とは?
東洋医学では、夏は「心(しん)」の季節。
「陽の気」が盛んになり、汗とともに「気(エネルギー)」や「津液(体液)」が消耗しやすくなります。
【夏の体の特徴】
• 体に熱がこもりやすい
• 食欲が落ちる
• だるさ・倦怠感が出やすい
こうした状態を防ぐには、体の熱を冷まし、潤いを補う夏野菜がぴったり。
◆ 夏におすすめの野菜とその効能
野菜
東洋医学的効能
きゅうり
清熱・利水(熱を冷まし、むくみ改善)
トマト
清熱生津(熱を冷まし、潤いを補う)
ナス
清熱・活血(熱を取って血の巡りを改善)
ゴーヤ
苦味で熱を冷ます・消化を助ける
ピーマン
気の巡りをよくし、イライラを解消
◆ レシピ①:きゅうりとトマトの梅肉あえ(潤い&熱取り)
【材料】(2人分)
• きゅうり…1本
• トマト…1個
• 梅干し…1個(種を取ってたたく)
• 醤油…少々
• ごま油…少々
【作り方】
1. きゅうりは叩いて一口大に、トマトはざく切り。
2. 梅肉・醤油・ごま油で和えて完成。
◆ レシピ②:ナスとピーマンの味噌炒め(冷えすぎ防止)
冷たい物の摂りすぎを防ぎ、胃腸を守る温性調理です。
【材料】(2人分)
• ナス…1本
• ピーマン…1個
• 味噌・みりん・しょうが…各少々
• ごま油…適量
【作り方】
1. 野菜は細切り、しょうがはみじん切り。
2. ごま油で炒め、味噌・みりんで調味。
◆ おわりに
夏野菜はただ「冷やす」だけでなく、調理法によって体を整える使い方が可能です。
冷えやすい方は炒め物や蒸し料理に、火照りやすい方は生や冷製で。
体質や気候に合わせて、東洋医学の知恵を取り入れてみましょう。