こんにちは、成田治療院です。
訪問マッサージをしていると、患者さんからよく聞く声があります。
「最近、つまずきやすくなった」
「段差が怖い」
実は、これには足首の動きの低下が大きく関わっています。
足首が硬くなると、ちょっとした段差でもつまずきやすくなり、転倒のリスクが高まります。
今回は、その場で簡単にできる「足首ほぐしと動かし方」をご紹介します。
なぜ足首が大事なの?
足首は、歩くときに全身のバランスを取る大事な関節です。
柔軟性が失われると、足が上がりにくくなり、
• つま先が引っかかる
• 歩幅が小さくなる
• ふくらはぎの筋肉も弱る
…といった変化が起きます。
その場でできる足首運動 3つ
① 足首回し
• 椅子に座り、片足を軽く持ち上げます
• つま先で大きく円を描くように、外回し10回、内回し10回
• 膝は動かさず、足首だけをゆっくり動かします
② かかと上下運動
• 座ったまま、かかとをゆっくり上げ下げします(10〜15回)
• ふくらはぎの筋肉を刺激し、血流も良くなります
③ つま先上下運動
• 座ったまま、つま先をゆっくり持ち上げます(10〜15回)
• すねの筋肉を鍛え、つま先が上がりやすくなります
ポイント
• 1日2〜3回、テレビのCM中や食後などの隙間時間に行いましょう
• 痛みが出るほど強くしないこと
• 両足バランスよく行うこと
患者さんの声
「朝のうちに足首を回すと、その日一日つまずきにくくなった」
「足が温まり、むくみも減った気がする」
転倒予防は、毎日のちょっとした積み重ねから。
無理なく続けて、安全に歩ける体を保っていきましょう。