こんにちは、成田治療院です。
夏の終わりになると「足がつる」「だるい」「ふらつきやすい」といった声をよく耳にします。
実はこの時期特有の脱水症状や筋肉のこむら返りが関係していることがあります。
今回は、西洋医学の視点から残暑に起きやすい体の変化と、その対策をご紹介します。
なぜ残暑は脱水やこむら返りが多いのか?
• 高齢者の体内水分量は少ない
若い人に比べて体内の水分が減っており、脱水になりやすい特徴があります。
• 発汗感覚が鈍くなる
実際に汗をかいていても「喉の渇き」を感じにくく、水分補給が遅れがちになります。
• 気温・湿度の影響
残暑は日中の暑さと朝晩の涼しさが交互に来るため、自律神経が乱れやすく、筋肉の異常収縮(こむら返り)を招きやすくなります。
脱水の初期サインを見逃さない
• 口の渇き
• 尿の色が濃い
• 立ち上がった時にふらつく
• 足のこむら返り
これらは体からのSOSです。特に夜中や明け方に足がつるのは脱水のサインであることも少なくありません。
自宅でできる予防と対策
• こまめな水分・電解質補給
水だけでなく、経口補水液や味噌汁なども有効です。
• 就寝前後の水分ケア
夜寝る前と朝起きたときにコップ一杯の水を。
• 軽いストレッチと下肢マッサージ
足首回しやふくらはぎのストレッチは、血流を促しこむら返りを防ぎます。
受診を検討すべきケース
• 頻繁にこむら返りが起きる
• 強い脱力感が続く
• 意識の低下やめまいを伴う
これらの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
まとめ
残暑は気づかぬうちに体が脱水傾向になり、筋肉のこむら返りや体調不良を招きます。
日常での水分補給や軽い運動を習慣にし、秋に向けて元気に過ごしましょう。