こんにちは、成田治療院です。
「後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)」は、脊椎の後ろ側にある靭帯が骨のように硬くなることで神経を圧迫し、痛みやしびれ、歩行障害を引き起こす病気です。日本人に比較的多いとされ、指定難病にもなっています。今回は西洋医学の視点から、この病気の特徴や日常生活での工夫について解説します。
後縦靭帯骨化症とは?
• 脊椎の構造と役割
脊椎には背骨を安定させるための靭帯があり、その一つが後縦靭帯です。
• 骨化による影響
後縦靭帯が骨化すると、背骨の中を通る脊髄や神経を圧迫し、首や腰の不調が現れます。
主な症状と進行の特徴
• 首や腰の痛み、こわばり
• 手足のしびれや感覚の異常
• 歩きにくさ、転びやすさ
• 進行すると排尿障害など日常生活に支障が出ることもあります。
西洋医学での診断と治療
• 診断
レントゲン・CT・MRI検査で骨化の有無や神経の圧迫状態を確認します。
• 治療
軽症では薬物療法やリハビリが中心となり、進行例では手術で骨化した部分を除去することがあります。
日常生活での工夫
• 姿勢に注意
首や腰に過度な負担をかけない姿勢を心がけましょう。
• 軽い運動やストレッチ
無理のない範囲で体を動かすことが、血流改善や筋力維持に役立ちます。
• 生活習慣の見直し
栄養バランスの取れた食事、適度な休養も予防と進行抑制に大切です。
まとめ
後縦靭帯骨化症は、日本人に比較的多い稀少疾患であり、早期発見と生活管理が重要です。
成田市・富里市・酒々井町・栄町・佐倉市・八街市にお住まいの皆さまも、もし「首や腰のしびれ」「歩行の不安定さ」を感じるようであれば、早めに整形外科を受診することをおすすめします。