骨粗しょう症と骨折リスク ― 西洋医学で学ぶ予防と日常ケア

2025年09月17日 05:47

こんにちは、成田治療院です。
年齢とともに「骨がもろくなる」リスクが高まることをご存じでしょうか。骨密度が低下し、骨折しやすくなる状態を 骨粗しょう症 と呼びます。特に転倒がきっかけで大腿骨や背骨を骨折すると、その後の生活の質に大きく影響します。今回は西洋医学の視点から、骨粗しょう症と骨折リスクについてわかりやすく解説し、日常でできる予防法をご紹介します。



骨粗しょう症とは?

骨の中は常に「壊す働き(破骨細胞)」と「作る働き(骨芽細胞)」がバランスをとっています。加齢やホルモンの変化によってこのバランスが崩れると、骨量が減少し、骨がスカスカになります。女性では閉経後に急激に進行しやすいことが知られています。



骨折リスクが高まる理由
• 転倒による骨折
骨が弱くなると、軽い転倒でも骨折しやすくなります。特に大腿骨や腰椎は要注意です。
• 姿勢や歩行への影響
骨密度が下がると背骨が変形し、猫背や身長の低下につながり、さらに転倒リスクが増加します。



西洋医学での診断と治療
• 診断方法
骨密度検査(DXA法)で数値を測定し、年齢相応の基準と比較します。
• 治療法
ビスホスホネート製剤やビタミンD製剤などが用いられ、骨の破壊を抑えたり新しい骨を作る働きを助けます。



日常生活でできる予防とケア
• 食事の工夫
カルシウム(牛乳・小魚・大豆製品)やビタミンD(魚・きのこ類)、ビタミンK(野菜類)を意識的に摂取しましょう。
• 適度な運動
ウォーキングや軽い筋力トレーニングは骨に刺激を与え、骨密度維持に役立ちます。
• 転倒予防
室内の段差や滑りやすい床を整える、足元を明るくするなど、住環境の工夫も大切です。



医療機関に相談すべきサイン
• 背中や腰の痛みが続く
• 身長が急に低くなった気がする
• 軽い衝撃で骨折したことがある

これらは骨粗しょう症の可能性があるため、整形外科での検査をおすすめします。



まとめ

骨粗しょう症は「気づかないうちに進行する病気」です。骨密度を維持するためには、栄養・運動・転倒予防の3つが大切です。
成田市・富里市・酒々井町・栄町・佐倉市・八街市にお住まいの皆さまも、日々の生活にちょっとした工夫を取り入れて、骨の健康を守りましょう。

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